今からちょうど一年前の2019年1月頃。アメリカのクラウドファンディングIndigogoで出資者を募っていたPowerwatch2プロジェクト。
Smartwatch Powered by You - MATRIX PowerWatch 2
スマホと連動可能なスマートウォッチなのですが、なんといってもその特徴は充電不要。
なぜ不要かというと、外気温と体温との温度差で発電する装置が腕時計に内蔵されており、その発電によってスマートウォッチの充電を賄っているという触れ込みです。
スマートウォッチの弱点といえば、充電。
この充電から解放される画期的なスマートウォッチに、クラウドファインディング初めての私、思わず手続きを進めてしまいました。
会員登録して、購入へと進みます。
現在アマゾンでは6万円をこえる値段で販売されていますが、早期出資者特典として当時は199USDでした。
購入(出資)はあっけなく終わり、カード決済も通ったのか通らなかったのかよくわからないまま完了。
購入後、結構な頻度で開発、販売先のMatrixからメールでの進捗状況が送信されており、安心感がありましたが発送予定の5月直前からそのメールがぱったりと止まり、暗雲が。。。
購入者のコミュニティーも若干荒れ始めた5月下旬、生産が延期になっている連絡が入りました。
そして、待ちに待った2019年11月下旬、やっと香港から発送され、年末にフィリピンから帰国の際、日本で受け取ることに成功しました。
開封当時はバッテリーゲージは満充電をしめしていました。
中身は、
一応、日本の技適の承認もあるようなので、日本国内での使用は全く問題ないようです。
そして、年末から使い始めてからの感想は以下に。
*説明書には30分以上GPSを使うと内蔵電池が痛むからやめてくれと書いてありました。
ただし、充電ゲージしかなく、パーセンテージがわからないので、不安になる。
消費カロリーの表示がアプリを通じてできるのはいいと思います。
他のスマートウォッチでもできる基本機能かと思いますが。
参考程度になるとは思いますが、大体自分の基礎代謝が1800キロカロリーぐらいということが分かった今日この頃。
→ダイエットするには、1500キロカロリー以下に抑えるのがいいってことか。
つらい・・・。
まず、体温での充電がほぼ見込めないという点。
Powered by youっていう響きからは程遠い状況です。
日常生活程度での体温と外気の差程度だとほぼ充電ができないようです。
確かにランニングをしたりして、自分自身の体温を挙げることで外気との差をつけ発電量を増すことは可能ですが、外気がそもそも温かい、もしくは暑い、特にフィリピン等ではほぼ体温からの発電はないといった感じです。
本シリーズから太陽光発電も併用されているため、毎日の発電量は太陽光発電からが主となっております。
太陽光発電が搭載されて本当によかった。
なお、付属の充電器は充電代があったかくなり、体温の変わりに温度差を作り出す充電方式です。充電時間はなかなかかかります。
日中、1時間程度外にいれば、こんな感じで充電可能。
充電器を使用した場合。時計には充電器を使用した場合と体温での発電の場合の区別がつかないようです。*アプリの仕様?
次にスマートフォンとのペアリングができない場合がある問題ですが、これは特にアンドロイドのスマートフォンで症状が頻発します。2020年に入ってからソフトウェアアップデートがあり、若干ペアリングの問題は解消されましたが、私が持っているスマートフォンとの相性が悪いのか、ペアリングが一度切れると再接続まで、かなり時間がかかったり、スマートフォン、もしくは時計を再起動させないといけない状態になることが多いです。
*時計とスマートフォンを共に航空機モードに一度して、その後解除すると再ペアリングがスムーズにいくことがあるというのを、私は発見しました。
*アンドロイドの場合、相性があるのかもしれません。ソフトウェアアップデートはアンドロイドで毎回不可なので、iPadで行っています。
次にGPSの捕捉が遅いという点です。
2019年時点では5分以上かかることもありました。2020年1月のアップデートで若干捕捉スピードは改善されましたが、まだまだ2分以上はかかる印象です。
これから走り出すっていう場合、屋内から外に出て、っていうシチュエーションが多いですよね。外にでて2分以上も待たされるのは正直、使えないと感じます。
次に睡眠監視機能のデータリングが全く使えない問題。
これは、アプリ側に問題があると思うのですが、睡眠のカウントが毎回0時からとなっており、その結果、0時以前に就寝するとデータ処理がうまくできず、24時間寝ていたことになったりします。
朝起きた時点では、レム睡眠・ノンレム睡眠の波がみれて、それなりにいいデータなのに結局時間がたつと全く使えないデータに。
早くアップデートしてもらいたいところです。
次に歩数計の信頼度が低いという点。
スマートウォッチを四六時中つけているので、多少の誤差は許容できるとしても
朝起きて出社前までに2000歩も歩いたことになっているときは、数を疑いました。
*住んでいる今度からエレベータで地上に行き、そこから車通勤。絶対に2000歩も歩いていないと思う。
改善してほしい。
朝6時27分ですでにこの日は500歩以上歩いてます。そんなに歩いてないと思うんだけどな。大きなワンルームの部屋ですよ。私の部屋は。
ちなみに、一日の終わりはこんな感じ。
一日を通してみると、もしかしたらあっているのかもしれないと感じる。
次に心拍数の値が参考程度な点。
他の心拍数が図れるスマートウォッチを使用したことがいないのでわからないところもありますが、心拍数が平常時にやたら高くなることがたまにあります。
この原因はわかっており、どうやらスマートウォッチと肌の間に隙間ができてしまっていると、心拍数が高くなる傾向にあることがわかりました。
よって、正確に心拍数を図りたい場合は肌に密着させる必要があるようです。
一方でバンドはおそらくシリコンゴム製。
私の肌との相性があまりよくないのか、締め付けると赤く腫れあがります。
ゴムバンドの時計は中学生依頼していなかったので、久しぶりに晴れ上がった腕を見て、中学のころを思い出しました(苦笑)。
他のスマートウォッチも同じような症状になるのかな?
グラフのスケールと実数が一致していないアプリ側のミス。
心拍数46ってあり得るのか???
最後にGPSのロギングデータがエキスポートできない問題について。
そもそも、GPSをアクティブにするには、時計のアクティビティー選択モードでラン・バイク・ウォーキングの3種を選ぶ必要があり、単純なGPSロギングができないようです。
私は二輪車でのツーリングでのGPSロギングを期待していたのですが、そもそも単純がGPSロギングができない模様。
仕方ないので選択しの中からバイクを選んで、記録を開始してみるも、記録が見れるのはPowerwatch2公式アプリか、連動可能なアプリのみ。
単純にGPSのログデータとしてのエクスポートができないので、グーグルマップに落とし込んだりすることができない。
結構、この機能を期待していたので、本当に残念です。
といった感じで、悪い点は結構あります。
正直6万円以上で売られているものは、買わない方がいいと思います。
おすすめできません。よっぽどのもの好きではないと。
さて、この時計を開発したMatrixは他社と提携して、やはり充電不要という名目で他のスマートウォッチも発売するようです。
【CES 2020】夏に国内発売! 体温で発電する、充電不要のアクティビティトラッカー
前述したように、体温からの充電量は微量になりますので、その点十分承知の上で購入を検討するのがいいと思います。
Smartwatch Powered by You - MATRIX PowerWatch 2
スマホと連動可能なスマートウォッチなのですが、なんといってもその特徴は充電不要。
なぜ不要かというと、外気温と体温との温度差で発電する装置が腕時計に内蔵されており、その発電によってスマートウォッチの充電を賄っているという触れ込みです。
スマートウォッチの弱点といえば、充電。
この充電から解放される画期的なスマートウォッチに、クラウドファインディング初めての私、思わず手続きを進めてしまいました。
会員登録して、購入へと進みます。
現在アマゾンでは6万円をこえる値段で販売されていますが、早期出資者特典として当時は199USDでした。
購入(出資)はあっけなく終わり、カード決済も通ったのか通らなかったのかよくわからないまま完了。
購入後、結構な頻度で開発、販売先のMatrixからメールでの進捗状況が送信されており、安心感がありましたが発送予定の5月直前からそのメールがぱったりと止まり、暗雲が。。。
購入者のコミュニティーも若干荒れ始めた5月下旬、生産が延期になっている連絡が入りました。
そして、待ちに待った2019年11月下旬、やっと香港から発送され、年末にフィリピンから帰国の際、日本で受け取ることに成功しました。
Powerwatch2の中身
届いた箱を開けてみます。開封当時はバッテリーゲージは満充電をしめしていました。
中身は、
- 時計本体
- 説明書
- 保証書
- 充電器
- 充電器用ケーブル
- 時計を拭くための布
一応、日本の技適の承認もあるようなので、日本国内での使用は全く問題ないようです。
そして、年末から使い始めてからの感想は以下に。
Powerwatch2の良いところ
- 充電が割と長持ち
- 消費カロリー表示がいい
*説明書には30分以上GPSを使うと内蔵電池が痛むからやめてくれと書いてありました。
ただし、充電ゲージしかなく、パーセンテージがわからないので、不安になる。
消費カロリーの表示がアプリを通じてできるのはいいと思います。
他のスマートウォッチでもできる基本機能かと思いますが。
参考程度になるとは思いますが、大体自分の基礎代謝が1800キロカロリーぐらいということが分かった今日この頃。
→ダイエットするには、1500キロカロリー以下に抑えるのがいいってことか。
つらい・・・。
Powerwatch2の悪いところ
- 体温での充電はほぼ見込めない。
- スマートフォンとのペアリングができない場合がある。
- GPSの捕捉が遅い。
- 睡眠監視機能のデータリングが全く使えない。
- 歩数計の信頼度が低い。
- 心拍数は参考値程度。
- GPSのロギングデータのエキスポートが不可。
まず、体温での充電がほぼ見込めないという点。
Powered by youっていう響きからは程遠い状況です。
日常生活程度での体温と外気の差程度だとほぼ充電ができないようです。
確かにランニングをしたりして、自分自身の体温を挙げることで外気との差をつけ発電量を増すことは可能ですが、外気がそもそも温かい、もしくは暑い、特にフィリピン等ではほぼ体温からの発電はないといった感じです。
本シリーズから太陽光発電も併用されているため、毎日の発電量は太陽光発電からが主となっております。
太陽光発電が搭載されて本当によかった。
なお、付属の充電器は充電代があったかくなり、体温の変わりに温度差を作り出す充電方式です。充電時間はなかなかかかります。
日中、1時間程度外にいれば、こんな感じで充電可能。
充電器を使用した場合。時計には充電器を使用した場合と体温での発電の場合の区別がつかないようです。*アプリの仕様?
次にスマートフォンとのペアリングができない場合がある問題ですが、これは特にアンドロイドのスマートフォンで症状が頻発します。2020年に入ってからソフトウェアアップデートがあり、若干ペアリングの問題は解消されましたが、私が持っているスマートフォンとの相性が悪いのか、ペアリングが一度切れると再接続まで、かなり時間がかかったり、スマートフォン、もしくは時計を再起動させないといけない状態になることが多いです。
*時計とスマートフォンを共に航空機モードに一度して、その後解除すると再ペアリングがスムーズにいくことがあるというのを、私は発見しました。
*アンドロイドの場合、相性があるのかもしれません。ソフトウェアアップデートはアンドロイドで毎回不可なので、iPadで行っています。
次にGPSの捕捉が遅いという点です。
2019年時点では5分以上かかることもありました。2020年1月のアップデートで若干捕捉スピードは改善されましたが、まだまだ2分以上はかかる印象です。
これから走り出すっていう場合、屋内から外に出て、っていうシチュエーションが多いですよね。外にでて2分以上も待たされるのは正直、使えないと感じます。
次に睡眠監視機能のデータリングが全く使えない問題。
これは、アプリ側に問題があると思うのですが、睡眠のカウントが毎回0時からとなっており、その結果、0時以前に就寝するとデータ処理がうまくできず、24時間寝ていたことになったりします。
朝起きた時点では、レム睡眠・ノンレム睡眠の波がみれて、それなりにいいデータなのに結局時間がたつと全く使えないデータに。
早くアップデートしてもらいたいところです。
次に歩数計の信頼度が低いという点。
スマートウォッチを四六時中つけているので、多少の誤差は許容できるとしても
朝起きて出社前までに2000歩も歩いたことになっているときは、数を疑いました。
*住んでいる今度からエレベータで地上に行き、そこから車通勤。絶対に2000歩も歩いていないと思う。
改善してほしい。
朝6時27分ですでにこの日は500歩以上歩いてます。そんなに歩いてないと思うんだけどな。大きなワンルームの部屋ですよ。私の部屋は。
ちなみに、一日の終わりはこんな感じ。
一日を通してみると、もしかしたらあっているのかもしれないと感じる。
次に心拍数の値が参考程度な点。
他の心拍数が図れるスマートウォッチを使用したことがいないのでわからないところもありますが、心拍数が平常時にやたら高くなることがたまにあります。
この原因はわかっており、どうやらスマートウォッチと肌の間に隙間ができてしまっていると、心拍数が高くなる傾向にあることがわかりました。
よって、正確に心拍数を図りたい場合は肌に密着させる必要があるようです。
一方でバンドはおそらくシリコンゴム製。
私の肌との相性があまりよくないのか、締め付けると赤く腫れあがります。
ゴムバンドの時計は中学生依頼していなかったので、久しぶりに晴れ上がった腕を見て、中学のころを思い出しました(苦笑)。
他のスマートウォッチも同じような症状になるのかな?
グラフのスケールと実数が一致していないアプリ側のミス。
心拍数46ってあり得るのか???
最後にGPSのロギングデータがエキスポートできない問題について。
そもそも、GPSをアクティブにするには、時計のアクティビティー選択モードでラン・バイク・ウォーキングの3種を選ぶ必要があり、単純なGPSロギングができないようです。
私は二輪車でのツーリングでのGPSロギングを期待していたのですが、そもそも単純がGPSロギングができない模様。
仕方ないので選択しの中からバイクを選んで、記録を開始してみるも、記録が見れるのはPowerwatch2公式アプリか、連動可能なアプリのみ。
単純にGPSのログデータとしてのエクスポートができないので、グーグルマップに落とし込んだりすることができない。
結構、この機能を期待していたので、本当に残念です。
といった感じで、悪い点は結構あります。
正直6万円以上で売られているものは、買わない方がいいと思います。
おすすめできません。よっぽどのもの好きではないと。
さて、この時計を開発したMatrixは他社と提携して、やはり充電不要という名目で他のスマートウォッチも発売するようです。
【CES 2020】夏に国内発売! 体温で発電する、充電不要のアクティビティトラッカー
前述したように、体温からの充電量は微量になりますので、その点十分承知の上で購入を検討するのがいいと思います。
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