フィリピン保健省の集計担当は集計素人なのか?‐やる気の失せる公開情報‐

フィリピン保健省が4月14日から、本日まで毎日感染者の詳細をcsv形式で配布しているのを、皆さんご存知ですか。



情報公開先は以下となります。
DOH COVID-19 Data Drop

そのデータを活用することで、市区町村レベルまで絞り込んで情報を確認することができるので、個人的に集計をしてみたりしていたのですが、この情報集計担当が素人なのかわかりませんが、集計するのには面倒な構造となっているのです。

まず、公開されているデータの列が一定となっていないこと。ある日に8列目にあった情報が、次の日に10列目に移動していたり。。。
*項目が追加されたり、削除されたりもありました。(行政区分の番号など)

まあ、これはかわいいほうです。

私が集計していて、やる気が失せたのが、リージョンの名称が変わったり、市区町村の名称が変わったりすることです。

固有名詞が変わるわけないですよね。

その通りです。固有名詞は変わらないのです。

なにが変わるかというと、前は"Region VII"と表記されていたのが、"Region VII: Central Visayas"に変わったり、

"Baccor CITY"が"City of Bacoor"となったりです。

固有名称から数を引っ張ってきているで、これが変わってしまうと計算ができなくなるのです。

一度変わって、対応したあと、数日中にまた変わったので、私はもうやる気が失せました。

あんな適当なデータで、よく保健省がデータを毎日更新できるなと感心しています。

各市区町村に関して、よく知っているわけではありませんが、私の住むパサイ市は最近になって先月下旬あたりから感染者の増加率が高くなりつつあり、憂鬱な気分です。
どこのバランガイで増えているといった情報がFacebookで確認できるのですが、 一つのバランガイに1人というところが結構あります。



一つのバランガイで一人っていうのは、私はありえないなと考えてます。

なぜなら一人暮らしのフィリピン人はなかなか、いないですからね。

たいてい家族と一緒だったり、部屋にベッドがいくつかあって、地方労働者同士で一緒に部屋を共有していたり。

検査で確認されていないだけで、少なくとも公表されている3倍の人数は感染者なんじゃないかと思ってみたり。

フィリピンの検査状況はというと、

フィリピンの直近の一日当たりの検査数と約8600件、そのうち陽性反応が出たのが約440件ということなので、陽性率は5.1%ということになります。

フィリピンは患者が退院に対して、何回検査をするのか、詳しく知りませんが、現時点で患者となっている人の総数は大雑把にいって8000人。過去の一日の感染者数と考えると大体、退院のための検査対象者は多く見積もっても600人ぐらいではないかと思われます。

よって、8000人が新規で確認している人ということになります。

保健制度が充実しておらず、病院にはあまり行かないフィリピン人。

毎日8000人も病院にいっているのだろうか?それとも、マニラ湾に停泊中の多数豪華客船のフィリピン乗船員やOFWなど、健康状態の有無にかかわらず、検査している人たちが多いのだろうか?

日本みたいに、対象を絞れば、もっと陽性率が高そうと予想しています。

日本はどうなんだろうと思い、調べてみると日本も大体1日8000件から9000件ぐらいなんですね。
日本の陽性率は4月28日のデータで3.3%。

37.5℃で4日以上とか、対象を絞っている割には陽性率が低いんですね。

37.5℃で4日以上発熱があって、それでもコロナではない人っていうのはどういうひとなのでしょうか。

インフルエンザ?

昔から外科にはよくお世話になっていますが、内科にはあまりお世話にならない私。

一日7000人以上もそういった状態なんだなーと思うとコロナにかかわらず、大変な思いをされている方が結構いるんだなーと思ったり。

もう、ここまで感染が広がると、自分は妻も含めて感染者で、無症状患者、抗体はもうできてますって状態だったらいいなと感じる今日この頃。

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