よく考えれば、わかる事。-POWERWATCH2、追加レビュー-

Matrix powerwatch

都市閉鎖が終わっても、旅行に行ける日が来るのは、まだまだ先になりそうなフィリピンのコロナ事情。

最近、狭い部屋で運動し始めてMatrix社のPowerwatch2も使う機会が増えているので再レビュー。

前回のレビューはこちらから

ついに届いたMatrix Powerwatch2・Powered by youって本当なのか、実際に使って検証レビュー。

まず、結論から言うと、おすすめしません。


アップデートしてから、GPSの補足スピードが早くなったり、細かい調整がされていますが、最近のアップデートで視認できるようになった体温と時計の温度表示から、理想と現実を垣間見ることができました。

この時計、なんといっても宣伝文句は

Powered by you.

体温と外気温の差を利用して発電をするというものですが、本時計には大きな問題があります。

それは、時計筐体温度と体温に差が生まれないということ。

掘り下げると以下の2点が問題点としてあります。

1点目
時計筐体の放熱構造がほぼ無く、手首に密着していることで、単純に体温が伝熱。温度差がどういった環境でも生まれにくい状態に。

冬場にメタルバンドの時計をつけると、最初冷たいと強く感じますが、慣れれば気になりませんよね。
なぜなら、バンドと体温の差が少なくなるからです。

フィリピンの気温が高いため、それもいっそう、発電効率を下げていると思いますが、外気が下がったところで、筐体の放熱面積を考えると、温度差は生まれにくく、発電効率が悪いことがわかります。

2点目
そもそも、時計をつける手首は、体温が上昇しにくい場所であるという点。
平熱36度の人も手首まで常に36度という人は少ないのではないでしょうか。
なぜかというと、手首周辺の筋肉の運動量が少ないため、熱源は主に血液を伝って来るため。
冷え性って、手先や足先から発生しますよね。
そういうことです。

よって、活動量計としての機能は徐々に改善、増えてきていますが、肝心の発電能力はかなり低いです。

先日、時計の挙動が不安定になり、画面が点滅を繰り返す状態に。

これは、壊れたのかなと思い、サポートに連絡してみたところ、他のお客さんからの問い合わせもあるようです。

解決策は、点滅がなくなるまで放置、その後充電パッドで充電してみてくださいとのこと。

同じようになったら、確かに復旧しました。

ネット情報だとサポートに送ったとか書いてあったから、私も新品に交換かなと一瞬頭をよぎりましたが、そんなことはありませんでした。

サポートの対応は、このコロナの大変なときでも半日で返ってきたので、いい方だと思います。

まあ、サポートがいいにしても、充電ができないことは致命的。

時計筐体の放熱性能に根本的な問題があるので、これからも買わないことをお勧めします。

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